第3回多職種連携(顔の見える関係づくり)研修会

第3回多職種連携(顔の見える関係づくり)研修会

アンケート結果


名 称: 第3回多職種連携(顔の見える関係づくり)研修会
開催日時: 平成31年2月23日(土) 14:30~17:00
開催場所: 小諸グランドキャッスルホテル
延べ参加人数:

75名

【アンケート提出者全体の回答数分布】
参加者

職種

意思決定支援について知っていますか?


患者が医療・療養の選択について意思決定できなくなった場合に備えて、どのような医療・療養を受けたいかあるいは、受けたくないか、かわりに誰に意思決定してもらいたいかあらかじめ、患者本人・家族と十分な話し合いができていますか?
【その他の意見】

  • 疾患により、行っている(ケアマネ)
  • 特にお聞きしていません(薬剤師)
  • 関係していません(医師)
  • 在宅ヘルパーとしては、話し合いの場に同席せず(介護福祉士)


患者が医療・療養の選択について意思決定できなくなった場合に備えて、どのような医療・療養を受けたいかあるいは、受けたくないか、かわりに誰に意思決定してもらいたいかあらかじめ、記載する書面(事前指示書等)を用いることを勧めていますか?
【その他の意見】

  • 勧められていなかった(看護師・薬剤師)
  • 該当する支援場面がない(行政、社会福祉士、医師)
  • できたら、連携の中で繋がっていたいです(薬剤師)
  • 家族に本人の思いや家族の思いとそうなる前に聞いておくことが大事だと思います(ケアマネ)
  • ケアマネさんからの情報しかない(介護福祉士)
  • 訪問時の記録用紙に残す程度


担当する死が近い患者の医療・療養について、患者本人・家族と十分な話し合いはできていますか

【その他の意見】

  • 包括なので、死が近い人との関わりは少ない。又、あっても、自分が信頼関係を築くのではなく、一刻も早くケアマネに引き継ぎケアマネと信頼関係が築けるようにしています。(包括、主任ケアマネ)
  • 一人だけ、そういう関りをしたことがありました(薬剤師)
  • 本人、家族の思いが違っている場合、折り合いをつけるのが難しい、そのあとと回答で先生の話に納得しました。(ケアマネ)
  • ケアマネさんからの情報のみ(介護福祉士)
  • 遺言書など、ご本人が書こうという気がない(勧めているが)(ケアマネ)


本人の意向を尊重した人生の最終段階における医療・介護の充実のために、必要だと思う事は何ですか

【その他の意見】

  • 周りの方への周知(MSW)
  • 法整備(ケアマネ)
  • 主治医の安心した声掛けと関り(ヘルパー)


参加できる希望する曜日、時間帯


意思決定支援で困ったこと等

  • 本人は何も言えない状態で、家族の意思のみ尊重することになった時(看護師)
  • ベット上から動けない患者への意向や意志決定を病室(4人部屋)でどこまで聞くべきか(MSW)
  • 家族本位の支援になりがちになることが悩みです(ケアマネ)
  • 母が、尊厳死協会に登録しているけど、イメージがわからないです。(少し理由がわかりました)(薬剤師)
  • そこにもっていくまでの過程・それを共有する方法(看護師)
  • 本人と家族の思いの違いが調整できない(薬剤師)
  • 第3者(医療や介護)が入らないと、家族も本人に聞けない。決定的な言葉は(看取り等)は言わないが、これ以上、具合いが、悪くなったら、病院に行くか?家に往診に来てもらうか、まで、の確認をしています(ケアマネ)
  • 精神疾患をもつ方の意思決定。特に高齢になった時の難しさを感じる。長年の病歴により、家族が離れてしまっている方も多いです(PSW)
  • 認知症の方で意思表示できない方の治療、家族の希望だけで充分な話し合いができなった時、家族はまだ、回復すると信じていた(ケアマネ)
  • 家族の考えが優先されてしまうとき(仲が悪い)(ケアマネ)
  • 担当した時点で、本人から話が聞けない時(ケアマネ)
  • 認知症等で本人の意思表示ができなくなってからではなく、意思表示ができるうちに死生観を意識して共有しておくことが大切だと思った(施設相談員)
  • 近年、経済力のない子供が、親の年金をあてに生活をしているケースが増えている。死にたくても本人の意に反した延命も家族の希望で生かされることがあります(施設相談員)
  • 癌の時は、本人に告知しない時が多いので難しい(看護師)
  • 先生もお話されていたように、普段、あまり関わりをもたない親族の方の意見が強く出る事が多々あります。(ご本人さんの今、今までをしらないのに)(社会福祉士)
  • 本人の思いが本位である事を見極めるのが難しい。(家族への思い、人の目を気にする)(薬剤師)
  • 独居の方の意思決定は、とてもむずかしい。同居でも、ケアマネの力量で家族の意見ですぐに施設入所が決まってしまう事がある。本人の意志決定を尊重してほしい(ヘルパー)
  • 患者、家族に意思決定支援を行う過程だが、早すぎて、患者、家族の考える時間を十分にもつことが出来ていないように感じる。
  • 相手のプライベートに踏み込むことに対して遠慮があります(薬剤師)
  • 虐待のケースについて(ケアマネ)
  • 家族の意思が確認されずに、入院することになり、本当にその対応で本人、家族の意思が確認されずに入院することになり、本当はその対応で良かったのか疑問に思う(ケアマネ)
  • 本人と家族の意見の違い(医師)
  • 在宅での看取りが減っている中で、ご本人の思いというものがヘルパーではどうしようもないという現状(介護福祉士)
  • 医学的最善と患者(利用者)にとっての最善・・・。現場の中には、医学的最善>利用者にとっての最善が誰よりも家族の中にあるように思われ、支える家族の不安や負担も考慮しながら、どう、利用者の最善を優先させていくかがとても難しいです(看護師)


研修会についての感想

  • ACPは、介護保険のケアプランに繋がるものだと思いました。利用者の死生観を知る事は、ケアプランにおいてチームケアを行うにあたり、とても重要な事だと思いました(ケアマネ)
  • 元気なうちから、沢山の話を聞いていきたいと思いました。ありがとうございました。(ケアマネ)
  • 老いについて、自然に流されるままでなく、自分らしく生きる(逝きる)事を計画したいと思います(ケアマネ)
  • ACPという意識がないままに、関わっていたので、この概念を頭に入れて、普段からコミュニケーションを図りたいと思う(ケアマネ)
  • ACP≒ALPであることを理解できました。介護サービス利用者であれば、ケアプランがそれにあたる。(ACP全てをカバーはできないかもしれませんが)と感じます(社会福祉士)
  • とても良かったです(包括、主任ケアマネ)
  • 改めて親のこと、自分のこと、考えさせられました(薬剤師)
  • 大変分かりやすく、大切な事だと思いました
  • なかなか、本題に触れにくいことだが、訪問している雑談の中で、ナラティブを聞き、つないでいくことができればいいと思いました
  • 本人主体、本人の意思尊重など、改めて自分がどうかかわり、吸いあげるか考える機会となりました(ケアマネ)
  • 基本的な所からロールプレイまで、学ぶこと、考えることの多い研修会でした(看護師)
  • 意思決定について、このような様式があるのを知らなかった。もっと早く知っておきたかったと思いました。正しく伝えられないと使われる事がないと思います(行政)
  • 5分間、話を聞いてもらったこと。とても参考になりました(保健師)
  • 重要で難しいテーマでありましたが、わかりやすいお話を聞けて理解を深める事が出来ました(包括、事務)
  • 良かったです。つなぎ、広がっていければいいなと思いました(行政、事務)
  • ACPについては、多少理解できたと思います。今後の患者さんとの話に活用できると思います(薬剤師)
  • 自身の人生にもひつようなのですが、まずは、仕事に活かしたい(ケアマネ)
  • すごく良いテーマでした。(内容も) 自宅で最期を迎えられるように、地元の開業医に沢山出席してほしい
  • とてもわかりやすくためになりました。自分も私の生き方ノートを書いてみたいと思います(ケアマネ)
  • ACPについて、理解することができました。患者本人の気持ちをよく理解し、皆で共有することが大事だと思いました(ケアマネ)
  • 医師だけでなく、医療、介護に関わる専門職誰しもが必要なスキル、考えた方だと感じました。地域での実践に役立てていきたいと思います。大変勉強になりました。ありがとうございました。(PSW)
  • とても、勉強になりました。患者を中心に医療現場のスタッフが最善のケアを考えられるようになってほしいと思いました。(社会福祉士)
  • 薬剤師として患者さんの意思決定の話し合いに参加したことがないため、今後、チームとして参加することが出来たらと思った。地域としてACP共有できるようにしていきたい(薬剤師)
  • 元気な時からの繰り返しの話し合いが大切だと痛感しました(ケアマネ)
  • 現在の仕事を直結できる内容でしたので充分参考になりました(ケアマネ)
  • 事業所で、ACPを作り始めたところで、とても関心のある内容だった。今日の講演を参考にACP⇒ALPを練り直したいと思う(ケアマネ)
  • とてもわかりやすく、すぐに使える内容で良かったです。(ケアマネ)
  • ケアマネとして、利用者さんの最期の1ページに関わっていきたいと思った(ケアマネ)
  • 患者様にたった5分の対人援助でも、精神面で深いかかわりが持てるという事に気が付いた(施設相談員)
  • 5分しかないのでなく、「5分」もあるという積み重ねが信頼関係を築くことができる(施設相談員)
  • どんな、誠心誠意看取りに関り、その時々、一番よかれと思う介護をしても、看取りのあと、その関わったご家族は「あの時こうすればよかったのかな」「まちがったとこあないか」「もっと長生きできたのではないか」等々の言葉が聞かれることが多い。しかし、ACPシートを使い本人の意志を確認しながらお看取りができれば、また、家族だけではなく、そこにチームとしての関りがあれば、死後のグリーフケアに繋がると思いました(施設相談員)
  • その方の今までの生活、考え方を知り、ご本人さんの意向に沿った形で治療、ケアを勧められることは素晴らしいと思います。こういった考え方をより多くの方が知り、活かしていけるようになればいいと思います(社会福祉士)
  • お話の内容がわかりやすく、勉強になりました。仕事の場面だけでなく、自分自身の家族の看取りについても考えさせられました(社会福祉士)
  • 意思決定について、5分間のロールプレイ(?)はとても身近に感じ、患者役になる事で気づかされました。沈黙、反復についてもよい方法を教えて頂きました。(ケアマネ)
  • ロールプレイグが難しかった。相手の気持ちを考えながら引き出していくという事が負担から行っているはずなのだが、「癌、ターミナル」という状況に置かれるだけで、何をどうお話して良いのかがわからなくなってしまった。「がん」というところではなく、本人の人生にもう少し向け合ってあげればよかったと感じた(MSW)
  • まずは、自分自身のACPについて考えてみます(薬剤師)
  • 非常にためになりました。患者さんと接する中で、日頃から。今日のような支援がしていければと思いました(薬剤師)
  • 最初は、医療関係者の言葉が多く、わかりずらかったのですか、やはり、最終的には、本人の最期をどのようにと考える事が伝わり、本人の意志決定の大事さがとてもわかりました。(ヘルパー)
  • 協働意思決定のプロセスがよくわかり、面談に役立てたいと感じた。家族とトラブルにならないような面接技法をもっと学び実践していきたいと思う。(MSW)
  • ACPは、近頃、話題になっており、今後の地域医療において、取り入れられるべき取り組みだと思った。(社会福祉士)
  • ACPという事を知る事になって、相手の人生を知ることに遠慮することはないのかもと感じることが出来て良かったです(薬剤師)
  • 意思決定について、本人抜きで話が進んでいることが多々ある。本人の意思が尊重される支援を再確認できた(ケアマネ)
  • 仕事だけでなく、倫理観をそれぞれが持つ(医師)
  • 介護に携わる者としてでなく、一個人大変考えさせられました(介護福祉士)
  • ACPは、その人のものがたりを知り、そして共有するもの、だから地域でACPを繋いでいくことが大切というお話を伺い、私は、看取りサマリーに、2枚目のサマリーとして、ACPを記したものを訪問看護師の役割として病院に届ける必要があると思いました。私たちの役割やご本人の言葉の中から、積み上げてきたその人の思いを、治療につなげていく、そんな関わりを自分たちの看護の中に展開していくことが大切であり、実践していきたいと強く思いました。ACPを自分たちの仕事の中に、どう活かしていくか・・・そこに気づかせていただくことができ、大変学びの良い時間になりました。(看護師)


○アンケート結果はこちらからダウンロードできます
アンケート結果